留学するメリットを知りたい。
留学する理由、留学する目的って?
ロンドンに留学して何が得られるの?
そんな声にお答えします。
どこででも暮らせる人になる
僕は、ロンドンに留学したことによって、日本の良さに沢山気づいてしまい、日本大好き人間になってしまったので、今後も日本に住むつもりです。
でももし何らかの理由で日本に住めなくなってしまったとしたら、僕はとりあえずロンドンに行きます。実際そうするかどうかは別として、「そういう選択肢がある」という事実は安心感につながっています。
その時はその時で、どこへでも行けばいい。
まずロンドンを考えますが別にイギリスでなくてもいいです。スペインに住みたいなら新しくスペイン語を学べばいいし、インドネシアに住みたいなら住みながらインドネシア語を学びます。
何とかなると思っていますし、
どうにでもなると思っています。
東日本大震災で福島第一原発がメルトダウンした時のことです。僕は震災直後の原発事故のニュースをみて、
「これはヤバい。東京にも放射性物質が飛んでくる可能性があるな」
と思い、すぐに飛行機を調べました。ロンドン行きの飛行機です。「東京も危ない」とニュースで報道されたらパニックになり、国外脱出を試みる人が殺到するはずなので、今のうちに日本を出て様子を見た方がいいかもしれない、と思ったからです。
ロンドンには留学していた時に開いた銀行口座があって、今でもお金は少し入れてあるので、しばらくは暮らせます。自分で住む家を探した経験もあるので問題ありません。1週間もかからず住む家を探すことができるでしょう。
何らかの理由で、今日いますぐにロンドンに行かないといけなくなったとしても何も問題もありません。電波少年のプロデューサーに突然拉致されてロンドンに放り込まれたとしても無問題。
その日からすぐにロンドンでの生活をスタートできます。ロンドンにもネット環境は整っているのでノートパソコン一台あればすぐに仕事を再開できます。
「絶対に安全」というお話は全然絶対ではない、ということが明らかになってしまった今、自分の身は自分で守らなければいけません。
考えたくもない話ではありますが、地震大国に住む日本人である以上、新たな原発事故が起こる可能性は「常に」あります。
もちろんリスクは原発だけではありません。地震そのものが大きなリスクです。津波の恐ろしさも思い知りました。日本で暮らす以上、地震のリスクからは逃れられません。
もし首都直下型地震が起こったら東京はどうなるのでしょうか?日本の政治、経済は機能するのでしょうか?
また、少子高齢化の問題はもうずっと前から問題とされていますが、未だに解決される見込みはありません。子供が生まれない以上、今後日本が大きく発展する可能性は高いとは言えません。残念ながらこれは事実だと思うんです。
先日、2070年には日本の人口は8700万人にまで減少するという予測が発表れました。その一方で高齢者は増え続け、若者が支えなければいけません。
現実的に考えれば、僕らの世代(1975年生まれ)やそれより下の世代は、今のような形で年金はもらえない(または受給できる年齢が果てしなく上がる)でしょうし、医療保険もなりゆかなくなるでしょう。
自然災害なのか原発事故なのか、それらに伴う前代未聞の経済危機なのか?あるいは想像以上に日本が衰退して、今までの当たり前が当たり前じゃなくなるのか?
どんな形であれ、僕らが想像だにしないことが起こる可能性があるということです。その時、どうするのかを考えておくことは大事だと思います。そして考えるだけではなくて、実際に準備をしておくことが大事です。
どこででも暮らせる人になっておくことは、リスク管理という意味で非常に重要です。やむをえない事態になったら日本を出ることのできる準備が出来ているかどうか?日本だろうが外国だろうが、自由に移動して生きていけるようなサバイバル能力があるかどうか?
ここが分かれ目になると僕は考えています。
留学とは、海外生活を経験するということは、
サバイバル能力をつけることに他なりません。
そのツールとして必須なのが英語力です。どこででも生きていけるために最低限必要なパスポートのようなものです。
留学で得られるものは、
就活に有利になるとか、
TOEICのスコアが何点取れたとか、
そういう小さいものではありません。
世界のどこででも生きていけるような人なること。
これが留学の最大のメリットです。
留学はそのための練習です。
必要に応じて日本以外でも自由に移動して生きていけるようなサバイバル能力。これがこれからの時代を生きていく上で最も必要な力だと思っています。
資格をたくさん取りまくったり、いい会社に就職することより、自分が最強になるのが最強です。
自分の力を高めるのことが、最も安心に繋がるし最もコスパが良いのです。
英語なんてすぐにできるようになりません。
また、英語ができるからといって、外国人とどう接すれば良い関係が築けるのかなんて、実際に経験しなければわかりません。いきなり明日から外国に住めと言われても住めるようになるわけじゃありません。
だから、「いま」練習しておくのです。
だから、「いま」、留学できるうちに
留学することが大事なのですよ。
僕は、もっと多くの日本人に世界を見て来て欲しいし、日本の良いところにも悪いところにも気づいて欲しいし、日本の文化も知って欲しいし、日本がどういう国で、世界のなかでどういう位置にいるのかというのを知って欲しいと思います。
本音を言えば、今まさにこのページを読んでくれているあなたはもちろん、日本人全員に、一度日本を出て、外国で暮らす経験をして欲しいと思っています。
単なる外国カブレではない、世界のルールも理解しつつ、日本人としてのアイデンティティもしっかり持っている人。
必要に応じて日本でも海外でもボーダレスに移動できて、どこででも自由に生きていける力を持っている人。
僕はこういう人をカッコいいと思いますし、こういう日本人の仲間をもっと増やしたいと思っています。
皆で足を引っ張り合って、出る杭を打ちまくって、みんなで居酒屋で愚痴を言い合って、傷を舐め合って、みんなで仲良く沈んでいくような、カッコ悪い日本人ではなく、
各々が自立して、自分で責任を取り、日本でも世界でも軽やかに移動して、楽しみながら自由に生きていく日本人。
そんな人が増えれば日本はもっと楽しいところになると僕は信じています。もっと自由で、もっと創造的で良い国になると思います。だって、日本人はもともと力を持っているんですから。
だから、一度日本を出て、世界を見てきてほしいのです。
日本を出て、客観的に日本を見られるようになって欲しいのです。
海外生活を経験して、英語力を高めて、サバイバル能力をつけて欲しいのです。
世界の多様性を理解すること。
いろいろな人間がいて、いろいろな考え方、
生き方があるということを受け入れること。
柔軟な発想を持つこと。どこででも生きていける
サバイバル能力を身につけること。
そして自由になること。
それが留学で得られる最大のメリットです。
僕たちはそんな人たちを応援したいと思っています。